畳縁と土佐表と昔の手床


こんばんは!畳の良さを伝え続ける畳バカ三代目福田 隆です(^^)

研修2日目は倉敷からスタートです。倉敷といえばそう、日本最大の畳縁メーカーがあるところですね。

というわけで高田織物さんに行ってきました。フラットとはいつも使ってる畳縁からちょっと変わったものまで取り扱ってる高田織物さんの直営ショップです。

笑顔が素敵な高田社長と1枚

高田社長からは畳縁メーカーとしてどのように考えて動いているか、などを詳しくお話いただきました。

お話の後、社長自ら工場案内をしていただきました
同じ織りでも色を変えると表情が変わって面白いですよね。この様な試行錯誤を経て我々の元に届いています。

この後は直営ショップに案内していただきました。

畳縁で小物作っていらっしゃる方には天国のような場所かもしれません。私達が買っている畳縁とは全く違うものも多く、個人的にはペイズリーなんかをカラー表と合わせると面白いかもなーとか考えてました。フラットを見ていると、まだまだ色んな可能性がありそうな気がしてきました。今後の展開もとても楽しみです。

高田織物を後にして次に向かった場所は土佐市です。ここにも実は畳表の産地があるんですよ。知らない人が多いかもしれませんが。

土佐市でい草農家さんをされている野村さん一家と1枚。野村さんはい草作りに真摯に取り組んでいらっしゃって、とても正直な方だと思いました。変な名前付けて売ってるところもありますからねぇ…

野村さんとは去年の6月、ひょんなことから八代で出会いました。土佐表も見に行きたいと思い、野村さんにご連絡したら今回の視察研修を快く受け入れてくださいました。

そしてこれが土佐表です。

握りの良いカチッとした在来種で、とても好みのい草でした。焼けると綺麗な飴色に焼ける強い品種で、これを教えると全国の在来好きの畳屋さんに知れ渡るから情報を隠そうかと思ったくらいです笑そんな冗談はさておき、八代では1〜2%あるかないか、それくらい見ることが出来なくなった品種ですから在来種好きの畳屋さんは土佐へ行ったほうが良いかもしれません。私はそのうち注文する予定です( ̄▽ ̄)

野村さんのところを後にした我々は松山市で一泊し、最後の研修先へ向かいました。

最後の研修先はいつもお世話になっている荒川製畳所さんです。荒川さんのところへは年初めにお伺いする事が多く、今回は江戸時代初期の手製畳床を修復されているところへお邪魔してきました。

私と今回一緒に行った平くんは今年最初にお手伝いというか研修させていただいていたのですが、橋本部長岡部副部長は初めての経験ですので、見るもの全てが新鮮で昔の職人さんがどの様な仕事をしていたのか、どの様な材料を使っていたのかなどを食い入るように見てました。これもなかなか経験できる事ではないですから、今回は貴重な研修になったと思います。

というわけで、今回の研修は中身が濃すぎるぐらいの研修となりました。これは個人的な考えですが、この様な研修を県の垣根を越えてやっていっても面白いのかなと感じました。1人でも多くの畳屋さんに知って欲しい事でしたし、やはり現地に行くことの大切さを改めて知る事が出来ましたから、どうせやるなら色んなところを巻き込んで面白い研修にしたいと思いました。

他都道府県の畳屋さん、いかがでしょうか?笑

それではまた

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