おはようございます、こんにちは、こんばんは。お久しぶりの畳バカ3代目の妻・奈都美です。安心してください、離婚していませんよ。
娘があっという間に5歳。オムツがとれて、「危ないから止まって!」と言えば大人しく止まれるようになったころから、時々娘とふたりでお出かけするようになりました。
例えば、
歯科検診を終えたあと、カフェでランチをして温泉に行く
誕生日に保育園を休んで、ふたりで遊園地に行く
車で福岡の美術館まで行って、ついでに美味しいかき氷を食べる
そしてついに、先月は2人で東京に行き、ディズニーランドまでも体験しました。
時として、母娘は“ともだち親子”などと言われることもありますが、私はそれを決して許しません。娘が私に一線を超えた発言や言動をすれば「母ちゃんはあなたの友達じゃないよ。勘違いしたらいかん」と叱る。
だから、娘と2人で出かけるとき、私は娘を友達のようには扱いません。どちらかというと、彼女です(突然の問題発言)。ディズニーランドに行ったときなんて、まさにそう。
幼稚園生の頃に家族で行った以来、まったく私の人生に縁のなかったディズニー。「開演時間が早まる!?」「エントリー?」「プレミアムアクセス!?」とにかく娘を楽しませるため、様々なYouTuberの攻略動画を見ては大事そうなことはノートに書き留め、周るルートを決めていく。それはもう、ほぼ行ったことないくせに説明できるほどに詳しくなりました。
そして迎えた当日、まさかの土砂降り。前日の夏日と打って変わって震える寒さ。白雪姫のドレス風ワンピースを着た娘。備えておいたアウターと折り畳み傘(1本)を出し、入場の列に並びます。娘が濡れないようにと傘を傾けるもんだから、私の左肩、いや左半身はびしょ濡れです。
全てのYouTuberが言っていたように早まる入園時間。「一番人気のアトラクションは避けて」アドバイス通り子ども向けアトラクションの多いトゥーンタウンへ。夢の世界に娘は興奮。それを追いかける傘。私の左半身、いやむしろほぼ全身はびしょ濡れです。
まずは、ミニーちゃんの仕事場に。どこを切り取っても可愛い世界観。娘をあちこちに立たせ、写真を撮る。「ねぇ、私も写して」なんて言えない。いやむしろ、もうびしょ濡れだから写さなくていい。
ミニーちゃんとの対面。娘の表情が一気に変わります。白雪姫のワンピースを褒められ、嬉しいと恥ずかしいが入り混じった顔。ハグ&ホッペにチューまでしてくれるミニー。「わたしもハグを…」心の中で呟いたけど、いやむり、だってびしょ濡れ。だってもうすぐ40歳。
大丈夫、嬉しそうな娘を見るだけで大満足。
そのあと、アプリを駆使して(予習済み)、できるだけ待ち時間の短いアトラクションに乗り、怖がるアトラクションでは手を握り、ときには抱き寄せる。
欲しそうな顔をすれば、3500円のポップコーンを買い(そのあと1時間もしないうちに、中身の半分以上をアリスのティーカップでぶちまけた)、何に使うか分からない40周年の手持ちバルーン、今日は絶対必要ない可愛いミニーちゃん型の扇風機を買ってあげた。
そして13時。娘は言う「母ちゃん、もう帰ろう。ホテルでゴロゴロしたい」
ゾッとした。
うそでしょ…。ねぇ、母ちゃん…プーさんのハニーハントに乗ってみたいの……パレードも楽しみにしてたの…。それに…入場料、いくらしたと思ってんの!?
なんてことは言わない。
「分かった。疲れたよね、レストランでお昼食べたら帰ろうか」
レストランでお昼を食べながら、もうウトウトする娘。半分以上残した状態でソファで就寝。テーブルに残った、結構なボリュームのステーキと娘のハンバーグランチ。ディズニーでフードファイトするなんて思ってなかった。もくもくと食べるステーキ、口直し…にはならないハンバーグ。圧倒的に飲み物が足りない…でも、寝ている娘を置いて席は立てない…。娘の小さなリンゴジュースを頼りに、ステーキを流し込む。
食べ終わったころ、「かあちゃん、どこ!?」寝ぼけて飛び上がって起きる娘。
おそるおそる聞く「…どう…する?帰る?プーさんに会いに行って…みる?(どうしてもプーさんのハニーハントには乗りたい私 笑)」
娘「うん!いきたい」
…勝った。
なんとか乗り切った。あとはいくつかのアトラクションに乗り、激戦とされるショーの抽選にも当たり、夜までディズニーを満喫。
途中、靴下が濡れて気持ち悪いというので、高い靴下を2回買い、最後は私の濡れていない靴下(アウトドア系の靴を履いてい良かった)を脱いで娘に履かせた。靴下なしで履くスニーカーは冷たかった。雨で40周年パレードを鑑賞できなかったのが悔しかったけど、本当に楽しかった。
帰りのバス、疲れ切って寝る娘。かろうじて最前列の1人席に娘だけ座らせ、なぜか私の方に倒れかかってくる娘を体で受け止める。(窓の方に寄りかかって!)とグイッと押してみるが、戻ってくる娘の体。仕方なく、足で踏ん張って倒れないように支えた。
私は思う、手のかかる彼女ってこんな感じなのかな?私がいま、21歳の男の子だったら、多分彼女を最高の笑顔にさせてあげられる自信がある。
そう、最高のホスピタリティーで。
~完~
おまけ
数少ない私のディズニーでの写真。アトラクション中の知らないうちに撮られていたにも関わらず、なぜかカメラ目線でWピースみたいなのをしていて笑った。