堺・淡路島へ研修に行ってきました


こんばんは!畳の良さを伝え続ける畳バカ三代目福田 隆です(^^)

先週木曜日から2泊3日で堺と淡路島へ畳の研修で行ってきました。今回はとても内容の濃いものとなりました。

まずは堺へ。堺と言えば刃物の街ですが、畳の包丁も例にもれずここで生産されております。ただ今回はいつもと勝手が違いますが。

色んな大きさや形の畳包丁があります。二丁違うものも混ざっておりますが笑

いつもお世話になっております畳包丁専門の鍛冶屋さんもご高齢のため製作を辞められました。幸い私は畳包丁の在庫もしておりますが、この先のことを考えるととても不安です。ただ、堺以外でも関西圏で一軒・関東圏でも一軒作っていらっしゃるみたいですので、そこへお邪魔してみたいと考えております。

他の鍛冶屋さんにも行ってきました。
堺唯一の刀鍛冶がいらっしゃるお店です。実は実写版るろうに剣心で、新井赤空が刀を打っていた撮影場所がここなんですよ。まさかの聖地巡礼!
刀の元となる貴重な玉鋼も見せていただきました。見た目以上にズシっと重いのが印象定期でした。また刀の製作方法も詳しく教えていただき、とても良い勉強になりました。
これは法隆寺に納められていた貴重なものですが、ご厚意で見せていただきました。隣の方はいつもお世話になっております大阪市東住吉区の田伏製畳さんです。今回も本当にお世話になりました。
堺の特産物が展示されている堺伝匠館です。堺は何度か来ておりますが、ここへ来たのは初めてでした。そしてここでとても嬉しい出会いがありました。なかなかお会い出来ない方と偶然お会いすることができ、今後の展開が楽しみです。

2日目は一路兵庫県の淡路島へ。ここへはおよそ畳とは切っても切り離せないものの勉強に行きました。

いつも撮影を手伝っているわたるくんを撮影してみました。

淡路島といえば、い草を畳表に製織するときに必要となる「染土」と呼ばれる土が採掘されている場所になります。刈り取ったい草を染土が溶けた水に付けます。これを「泥染」と呼びます。この工程はい草を染土でコーティングすることにより、色変わりの防止や製織時強度を補う役割があります。そして新しい畳表の甘い香りの一部もこの染土が影響しているんですよ。

農家さんはもちろん、一部の畳屋さんも名前を聞いたことがあると思います、三原染土さんへお伺いいたしました。

ここでは社長の増田さんから、資料を交えながらとても詳しく染土の説明を受けることが出来ました。

この青い土が染土になるところです。ここまで青いのは珍しいそうです。
4種類の染土がありますが、この中で使用できるのはたった1つです。どれだか分かりますか?

染土は地上から40〜50メートルの地下に眠っています。その染土の上に瓦の材料となる粘土があり、その時でないと染土は採掘出来ないとの事で、染土を掘るにもかなり大変な労力が必要となります。

実際の採掘現場です。ここは掘り終えた場所ですが、とても深いことが分かります。
この色が違う部分が染土です。掘る場合はすり鉢状に掘り進め、泥水が外に出ないように気を遣ってらっしゃるそうです。こう見ると深いですよね。

そして染土を掘る時もかなり繊細に作業をされています。私はショベルカーでがばっと掘ってらっしゃると考えておりましたが、実際はかなり違っていました。約20㎝の厚みで慎重に掘らないと不純物が混ざり使い物にならないそうです。掘るというより削る作業ですね。このような作業を経て農家さんが使う染土は出来上がっていきます。染土が出来るまでは、これからさらに手のかかる工程を踏まないといけませんが。

見たことがある三原染土ですね。

ここからはい草農家さん用かもしれませんが、染土は三原染土の他にひのみどり染土、組合染土等があると思います。実は全てに三原染土が使われています。ひのみどり染土に関してはとても驚いたのですが、三原染土に長崎県五島市で取れた土を混ぜて作られており、その製造現場も隣町の川棚町ということで、長崎県が染土との関わりがある事に驚き嬉しく思いました^_^うちは三原染土使ってないと言っていた郡築のい草農家さん、知らず知らずのうちに使ってますよ笑

また染土は染土以外は含まれておらず、畳表は天然物100%のい草と染土で出来た、安心安全のものだということが確認できた事も大きな収穫となりました。

増田社長も今度八代市へ来られるという事で、農家さんへご案内する予定ですので、その際はよろしくお願いいたします。

また今回は畳屋だけで三原染土さんへお伺いいたしましたが、農家さんもぜひ一度行っていただきたいと思います。私もい草に関してはそこそこ詳しいと思っておりますが、やはり専門であるい草農家さんが直に色々と話していただく事がとても大切だと思いました。その時は私も同行しますけどね笑

今回も内容の濃すぎる研修でした。このような研修を続ける事で畳に関わることを知り、そして畳を遺していきたいという私の原動力になっております。まだまだこれからですね!

それではまた。

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