琉球表の産地、国東へ


こんばんは!畳の良さを伝え続ける畳バカ三代目福田 隆です(^^)

八代での濃い 1日を過ごし、そこから大分県国東市へ向かいます。

道中、日田市を通るので日田にある進撃の畳屋さんへ寄ることに。

日田市にある猪熊畳店です。業界の先輩でお世話になっている畳屋さんです。写真中央右に飾ってある進撃の巨人とのコラボ、リヴァイ兵士長の畳ラグを企画されたりしております。

手前は良い色に焼けた琉球表です。しかもこの琉球表、今では見る事ができないかなり珍しい経糸が使われておりました!奥の畳表もこれまた珍しい畳表で、さすがマニアの猪熊さんだなと思いました笑
そして、日田といえば日田焼きそばですよね。No. 1に美味しいと思っている「らく亭」さんへ。お昼前に行ったのですが、席数も少ない事からすぐに満席になります。テイクアウトされてる方も多く、厨房は忙しそうでした。写真は大盛りです( ̄∇ ̄)

猪熊さんのところを後にして高速で 1時間ちょっと、ようやく目的地の国東市へ。

今回お世話になった七島藺作りの名人、松原さんご夫妻です。当店が使っている「本物の琉球表」は松原さんに作っていただいております。

七島藺は普通のい草と比べてほとんど機械化されていないので、ほぼ手作業となります。

まずは夕方・早朝に七島藺の刈り取りを行います。今年はそこまで遅くなかったのですが、前に来た時は午後9時近くまでやっておりました。
お米のような稲を刈るコンバインもないので、当然手刈りです。この体制、腰が痛くなりそうですね(・・;)
たまに厳しい指導が入ったりします笑
刈り取った七島藺。根に近い方は丸いのに、そこからは三角形になっていきます。これも淘汰されず進化した姿だそうです。ちなみにこの形から三角藺とも呼ばれます。
刈り取った七島藺を分割する作業です。これは機械化されており、少しですが楽になってるみたいです。
分割作業。
これは昔行われていた手作業での分割作業です。ピアノ線に1本1本七島藺を通して割いて行きます。昔はこの辺りのどの家庭にも 1台はあったそうです。
そして分割した七島藺を乾燥機に入れます。ここでもい草とは違い、立ててではなく寝かせて乾燥させます。
こんな感じです。
乾燥した七島藺のはかまという薄皮を取り除くために行う元打ちという作業。弱くても強くてもダメという難しい作業です。

この後もう1回乾燥機に入れて袋詰めまでが一連の作業となります。3年ぶりにお手伝いしましたが、手伝っているのか邪魔しているの分からなくなったりして、ご迷惑をおかけしたと思います(゚o゚;;ただ、途中から色んなことを思い出し、なんとか戦力になれたのかなとも思っております。

ちなみにこれは松原さんの琉球表で製作した琉球畳です。縁が付いても付かなくても琉球畳です。琉球畳とは「本物の琉球表」を使った畳の事なんですよ^_^
琉球表に麻で出来た高級な畳縁をつけてます。これは風格があってとてもカッコいいお部屋になりました。施主様もたいそうお喜びになられました。

3年前に比べて少しはお手伝い出来る様になったと思いますが、もう少し精度を上げていきたいと思いました。またやはり人の数が圧倒的に足りないので、お手伝いいただける畳屋さんは是非とも国東市へ来ていただけたらと思います。もちろん来年も行きますので、よろしくお願いいたします。

おまけ

国東でお昼といえば「たしろ」のお弁当です^_^これはトンカツと唐揚げが入ったボリューミーなお弁当で、大盛りにしても税込550円!!しかも美味しい!!!「たしろ」おススメです^_^
七島藺を食べてるい草の味評論家の方です。い草は品種で味が違うらしく、七島藺は揚げて食べるといいかもと仰っておりました( ̄▽ ̄)

それではまた。

1部はこちら→国産畳表の産地、八代へ

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