明けましておめでとうございます。畳バカ三代目の妻・奈都美です、お久しぶりですね。実は昨年から、「たたみの福田」は新しい取り組みをスタートさせていました。そして、その活動にひとつの区切りがついたので、やっと報告!何回かに分けて紹介したいと思います。ドキドキ。
さて、時間は遡って昨年のある日の朝。
情報番組を見ていたら、「空前のパンブーム」みたいな特集をやっていました。
そのなかでコメンテーターが「今は、高齢者も朝はパン食の方が多くなっています。」と、
高齢者が米よりパンを好んでいるというんです。
「わ、米農家さん、嫌な気持ちになるなー」なんて呑気に見ていたら、その流れで
「それと同じ様に、高齢者が畳を好むというのも誤解です。立ち上がりがしづらく床に座るのがツライということで、椅子に座るフローリングの方が好まれています」と同じコメンテーター。
ガーーーン!!!
パン特集のなかで、突然のとばっちり!!
「その情報、今いる!??」
でも、プリプリしながらも冷静に考えてみると、
確かに私の母も足が悪くなってきて、椅子や高さのあるソファに座っているなぁ。
うーん。これは危機。
さらに、新築の家では、和室が一室あれば良いほう。最近は和室をフローリングにするリフォームも増えているようです。
うーん、畳屋、やばいぞ!
そこで考えました。
「畳文化を残す活動として何かできることはないのかな?」
「………。そうだ!和室用の椅子を作ろう!(唐突)」
畳は香りがいいし(リラックス効果あり!)、クッション効果があって小さな子どもがいる家庭にも最適。
子どもも、お父さん・お母さんも、おじいちゃん・おばあちゃんも、みんなで和室で過ごせるように、おじいちゃん・おばあちゃんが「和室がツライな」って億劫にならない椅子を作ろう!
もちろん、畳の良さを伝えること、畳文化を伝えていくことが本筋ではありますが、
こんな畳屋らしくない活動があっても面白いんじゃないかな?と思うのです。
というより何より、
(うちの和室で使う、かっこいい椅子が欲しいよね)が本音 笑!
だって、和室用の座椅子って純和風すぎて「これじゃイヤ」なのが多くないですか??
さてさて、「畳屋が企画する」和室用の椅子のポイントはふたつ!
・高齢者や足が悪い人も、和室で過ごしやすい形であること
・若い世帯が置きたくなるデザインであること
ということで、まず私たちが向かったのは…
福岡県の一大家具産地・大川市!
つづく…。
■おまけ■
初めまして、からすみの父です。