こんばんは!畳の良さを伝え続ける畳バカ三代目福田 隆です(^^)
20.1%という数字、何かお分かりになるでしょうか?かなり衝撃的な数字なんです。
実はこれ、今現在、後継者がいらっしゃるい草農家さんのパーセンテージです。数字でいうと442戸中、89戸です。どうですか?びっくりしますか?どうも思われませんか?
それに付随して、18.1%と23.1%という数字ですがお分かりになられますか?これもまた衝撃的な数字です。
これは全い草農家さん442戸中、65歳以上の方が80名で18.1%、60〜64歳の方が102名で23.1%という数字です。この年齢の方々だけで40%を超えるということは、5年後10年後にはどうなっていくでしょうか?
答えは簡単ですね。国産い草は近い将来無くなる可能性があるということです。これが国産畳表の主要生産地である熊本県八代市の置かれている現状なんです。
では、どうすればこのような危機的状況を回避できるのでしょうか。まずはこの現状を多くの畳屋さんに知っていただきたいと思います。今、問屋さんに注文しさえすれば、国産畳表が簡単に手に入ることにより、このような現状を理解している畳屋さんは少ないと思います。九州の畳屋でもそんな感じです。
今後もし農家さんが減り続けていったとしたら…望んでも手に入らない、そんな物になってしまったら…もしかしたら畳自体、どんどんと減っていくかもしれません。
ではどのような事をすれば食い止める事が出来るのか。ある試算によると、仮に国産ではない畳表を使っている方が、月に10枚、年間120枚使ったとしたら、1年間で八代で生産されている畳表全てを使い切る計算になるそうです。こう見ると不可能では無い数字ですよね!
あとはエンドユーザーであるお客様へのしっかりとした説明だと思います。一般のお客様は畳は国産だと思ってる方がほとんどです。まさか外国産の畳表が8割を占めているとは皆さん思っていらっしゃいません。
そこでしっかりとい草や畳表の説明が出来るならば、八代の畳表を選ばれると思います。事実、私がお世話になったお客様はそのような方ばかりでした。
このように本当に待った無しの状態です。これを打破するためには、農家さん、問屋さん、畳屋が同じ目線でしっかりと連携を取り合い、歩んでいく必要があると思います。
畳に関わる全ての皆さん、ここが踏ん張り時ですよ!
それではまた。