こんばんは!畳の良さを伝え続ける畳バカ三代目福田 隆です(^^)
少し前の話しになりますが、藁(ワラ)床を使った新畳を製作しておりました(^^)
この藁床は同級生でもあり、雲仙市南串山町で畳屋を営んでいる富永畳店に作ってもらいました(^^)9貫目(33.75kg)よりも少し重い立派な藁床です!
送り(縫い幅)も5分(約1.5㎝)と細かく縫ってありました(^^)
さて、藁で作られた畳床と天然のい草の組み合わせは昔から存在しています。それはなぜなのか。その答えの1つだと考えていることが、藁とい草の構造の違いからくる相性の良さです。
藁の拡大写真です。
続いてい草の拡大写真です。
見てお分りいただけるように、構造がまるで違います。この構造の違いこそ、藁とい草の相性の良さが出る部分だと考えております。下にその理由を書いて行きます。
その1 調湿機能
調湿機能ですが藁とい草では吸排湿する時間に差があります。藁が速効、い草が遅効となっており、その絶妙なバランスによってお部屋を快適な湿度環境にしてくれています。
その2 天然の断熱材
藁はその構造上空気を含んでおり、その空気が断熱効果を生み出し、天然の断熱材となります。
その3 クッション性
クッション性ですが藁を藁床にする場合、40〜50㌢の厚みに重ねた藁をおよそ5㌢まで圧縮します。そのため硬いようで柔らかい独特のクッション性を持った藁床が産まれます。それにい草のクッション性が加わりますので、それはそれは足当たりの良い畳に仕上がります(^^)
他にも静音性など色んなことがあるかと思いますが、主にこの3つが日本の気候風土に合った床材として畳が残ってきた理由だと思います。仮に日本の気候風土に合ってなければ早くに淘汰されたか、もしくは材料が変わっていたことでしょう。
そんな日本に合った日本独自の床材である畳の上で、のんびりゴロゴロしたいものですね〜(^^)
それでは今日もお疲れ様でした(*^^*)
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