国産い草・畳表の後継者問題


こんばんは!畳の良さを伝え続ける畳バカ三代目福田 隆です(^^)

 

い草農家さんの後継者ができたと聞けば、畳屋の誰もが喜ぶと思います。しかし、ただ喜ぶだけじゃ済まされない重大なことがあるのです。それが機械問題です。

 

SNSや業界新聞等で紹介されていた通り、ハーベスタは100台のみ生産が再開されることになりました。しかし苗掘り機、ポットではない植え付け機など、まだまだ足りない機械があるのです。

 

それは3月のある日でした。あるい草農家さんから、「うちの息子が農業をすると言っている」というお話を聞きました。私は即座に「おめでとうごさいます!良かったですね!」と言いました。

 

しかし農家さんはあまり優れた表情ではなく、むしろ少し困惑されたというか悩まれているような感じでした。その理由が、前述した機械問題です。
そのい草農家さんは、この先、い草作りに関係する機械が無くなってしまうかもしれないのに、い草作りをさせていいものか。もし無くなってしまうのであれば、ビニールハウスなどに先行投資をしてたほうが良いのではないかと考えられていました。

 

それを聞いたとき、私はハッとしました。減少の一途を辿っているい草農家さんに後継者が出来たと聞けば、どの畳屋も喜びます。間違いなく。しかし、ここまで機械問題が後継者問題に影響し、い草農家さんを悩ませているとしたら、素直に喜んで良いものかと考えさせられました。

 

現在い草農家さんが使われている機械も、部品取りとして保管している他の機械から、部品を持ってきたりと工夫をしてなんとか使用している現状です。
機械が無くなるとい草も作れなくなってしまいます。手植えのお手伝いされている女性陣もいつまで出来るか分からない。い草作りは、そんな綱渡りな状況なのです。

 

では、い草農家さんが安心して後継者を育てられるために、私達は何ができるのでしょうか。

 

ここから畳屋さんに提案したい事です。このような状況をより多くの畳屋さんに知っていただきたいので、知り合いの畳屋さんに是非このような状況を伝えてください。そして組合や色んなグループなどを通じて署名を集め、熊本県や八代市へ陳情をし、機械問題の対策に取り組んでいただきたいと訴えてください。1人の力ではどうにもならない事でも、一致団結をすれば道は開けていくはずです!

 

私が八代に通い始めて10数年が過ぎました。この間、1300軒近くあったい草農家さんが、今や500軒を切ってしまいました。私はこれ以上減り続けていく八代のい草を見たくはありません!そのためにも業界全体で産地を、また畳を盛り上げていきましょう!!

 

それでは今日もお疲れ様でした(*^^*)

 

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