
「リフォーム中の部屋をお茶室にしたい」
そんなご要望にお応えした施工事例をご紹介します。
今回は、東彼杵郡川棚町にある常在寺様から、お茶室専用の畳への新調をご依頼いただきました。
奥様と娘様がお点前をされており、日常的にお茶を楽しまれるための本格的な茶室づくりです。
施工のご依頼内容

常在寺様は長崎県東彼杵郡川棚町にあります。
玄関入ってすぐのお部屋をリフォームされていて、「ここをお茶室にしたい」とご相談をいただきました。
奥様と娘様がお茶のお稽古をされているとのことで、自宅でも本格的にお点前ができる空間を作りたいというご要望でした。
お茶室の畳は、一般の畳とはサイズも素材も異なる、専門知識が必要な特注品です。
お茶室の畳が「ただの畳」と違う理由
一般的な畳と、茶室用の畳には大きな違いがあります。知らずに依頼してしまうと、見た目は畳でも「お点前ができない茶室」になってしまうことがあります。

お茶室の点前畳(てまえだたみ)は、畳縁内々が64目、畳の幅のサイズが3尺1寸5(約954mm)になるように作らないといけません。
この寸法が崩れると、お道具の配置やお点前の所作に支障が出ます。
つまり、茶室の畳には厳格な規格寸法があり、その寸法に合わせるために現地での精密な計測が欠かせません。
今回も実際にお部屋を計測し、規格通りの寸法で製作しました。
使用した畳表はお茶室専用品
畳表(たたみおもて)も、一般品とは異なる茶室専用の畳表を使用しています。
| 材料 | 使用品 |
|---|---|
| 畳表 | 熊本県産 茶室用 逸品クラス |
| 畳縁 | 福井県産 純綿縁(黒色) |
| 畳床 | 建材床三層 |
熊本県産の畳表は国内でも高品質で知られており、茶室の格式にふさわしい素材です。
畳縁の黒は、茶室の凛とした雰囲気を引き締める定番の色。
純綿縁を使うことで、見た目の上品さも担保しています。
今回もっとも難しかった加工:炉切り畳

炉切り畳というのは、畳をL字型に切り抜いて炉の開口部を作る加工です。
この仕上がりが雑だと、見た目にも機能的にも問題が出ます。
今回はこちらの地域ではまず見ることのできない技法を用いて、しっかりと仕立てました。
炉切り畳の加工は、経験と技術が問われる難所です。
切り口が美しくなければ炉縁との収まりが悪くなり、畳職人としての腕が如実に出る部分でもあります。

以前、炉切り畳の製作指導をしてくださった先生への敬意を忘れずに、恥じることのない仕事をしたいという思いで取り組みました。
施工写真
実際の施工の様子をご覧ください。





今回の施工料金の内訳
茶室の畳は、一般の新畳よりも材料費・加工費がかかります。
料金の透明性を大切にしていますので、内訳を明記します。
| 項目 | 単価(税別) | 数量 | 小計(税別) |
|---|---|---|---|
| 新畳 | 37,000円/枚 | 6.7枚 | 247,900円 |
| 畳縁代 | 2,000円/枚 | 6.7枚 | 13,400円 |
| 炉切り・炉蓋畳 特殊加工 | 10,000円 | 1式 | 10,000円 |
| 合計 | 271,300円(税別) |
※畳の枚数や炉の有無によって金額は変わります。まずはお気軽にご相談ください。
茶室の畳替えを検討されている方へ

茶室の畳は、寸法・素材・加工のすべてに専門知識が必要です。
「一般の畳屋さんに頼んだら規格が合わなかった」というご相談をいただくこともあります。
茶室の畳替えをお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。現地確認のうえ、丁寧にご提案いたします。
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