こんばんは!畳の良さを伝え続ける畳バカ三代目福田 隆です(^^)
6月1日〜3日の日程で奈良県吉野町で開催されたTTMクラブの研修会に参加してきました^_^全国から41名の畳職人が参加されるということで、ドキドキワクワクの2泊3日が始まります。
と思っていた矢先、初日からまさかのアクシデントが…乗る予定の飛行機が空港での事故により欠航となっていました(´・_・`)そんなメールは届いてなかったと思い確認してみると、まさか迷惑メールに振り分けられているとか…(´Д` )
とりあえず予定時刻には行けなくなったので大阪の田伏さんにご相談したところ、もしかしたらここのサイトからチケットが取れるかもしれませんと教えていただき、藁にもすがる思いでサイトにアクセスしました。
すると予定していた時間よりは少し遅いですが、伊丹空港行きの飛行機に乗ることができました。相談せずにいると夕方の便にしか取れなくなっていたのでとても助かりました。朝からバタバタでとても気疲れしました( ̄O ̄;)
そんな気疲れで始まった研修会ですが、初日は知っている人がほとんどいない幻の技術と言われる、四つ割りふくまし付けの勉強会でした。特別な畳を製作する時に使う技術で、これを知っている方はほとんどいらっしゃらないそうです。今回は幸運なことにそんな技術を学べる機会ということでとても楽しみにしておりました。ちなみに四つ割りという名前は一疋の麻織物を幅方向で四つに切り取るところからきているそうです。
これがかなり難しかったです(・_・;言い方が合っているか分かりませんが、いつもやっている仕事とは真逆の事をやりつつ仕上げていくみたいな感じでした。藁も通常よりも捻り、縄のように仕上げていく感じです。大ベテランの職人さんが「研修でここまで形にならなかったのは初めてではないだろうか」と仰っていたぐらいとても難しい技術でした。こういう技術は一度やったぐらいでは到底理解できませんので、反復練習あるのみだと思います。
そして夜はTTMクラブ恒例の夜学となります。
2日目はチームに分かれて回畳と呼ばれるお寺さんの内陣の脇に置く畳の製作でした。
同じチームのベテランお2人、福井県の南部さんと大阪の橋本さんです。お2人がいらっしゃったのでとても心強かったです。
今回は同じ畳を4人で作るという作業になりましたが、1人1人やり方や感覚が違いますので、それを考えながら同じものを作る作業はなかなか大変です。しかし同時に、この様な考え方でこうやるのかとか、そういうのを聞きながらやる作業は色々と参考になりました。また人に伝える時にどこを気をつけた方がいいのかなども、私にとってとてもいい経験になったと思います。
3日目はTTMクラブ代表、浜田さんの実演で今回の研修は幕を閉じました。 浜田さんにはまだまだお元気で我々の様な後進の指導をお願い出来ればと思います。
最後はみんなで記念撮影。後ろで手を広げてる阿保もいますが、そんな阿呆でも気軽に来れる懐の深いTTMクラブですから、ご興味がおありの方はどんどん参加してくださいね^_^
次回は福岡で開催予定ですので、九州または近くにお住まいの畳屋さんいかがでしょうか?ご連絡お待ちしております。
それではまた。