こんばんは、たたみの福田です(^^)
今日は七島イが現在どこで栽培されているかについて書いていこうと思います。
琉球畳に使用される七島イは現在トカラ列島や沖縄ではなく、大分県の国東半島で栽培されています。これは江戸時代、大分の商人が琉球から七島イの苗を持ち帰ったことから始まるそうです。そして七島イは江戸時代の大分県の貴重な収入源になっていたそうです。
そして現在はと言いますと、生産農家さんは数件になり栽培される七島イの数量も激減しております。
こうした状況でしたので、2年前に長崎県畳工業組合青年部と大分県畳工業組合青年部の合同研修として七島イを育ててらっしゃる農家さんを訪ねました。
この写真の右奥で立ってらっしっしゃる方が七島イを栽培されている農家さんの松原さんです。松原さんからは七島イについて色々と教えていただきました。
そのあとで七島イの製織体験をさせていただきました。普通のイグサの製織とは異なるため良い経験が出来ました。あと嬉しかったのは七島農家さんになる若手の方がいらっしゃったということです。そういう若く志を持った方とお話出来ていい刺激もいただけました(^-^)
このように七島農家さんも本当に数えるぐらいしかいらっしゃらないのが現実ですが、若手の農家さんも出てこられてほんの少しですが七島イの将来が明るくなったような気がしました。しかし、七島イ農家さんもそうですが熊本県八代市のイグサ農家さんも年々減少傾向にあることを考えると業界全体が産地である国東や八代をもっと盛り上げていく必要があると思います。微力ですがそうしたお手伝いにも積極的に参加できればと思います!
それでは今週もお疲れ様でした(#^^#)