こんばんは!最近のお気に入りハイチュウはラ・フランスの畳バカ三代目福田 隆です(^^)
いきなり衝撃写真です!
畳が焦げています(^o^;)火を付けた蝋燭を入れた提灯を下げてらっしゃったところ、下に落ちてしまったらしいです。大事にならなくて本当に良かったです。
ところでお客様がこの異変に気付かれたのは、かなり煙が家に充満してきたからだと仰ってました。普通そんなに煙が上がっていたのならば燃え広がっていてもおかしくありません。ではなぜ燃え広がらなかったかと申しますと、藁で出来た芯材を使った畳がそこにあったからなんです!
我々畳屋は藁床(わらどこ)と呼んでいる畳の土台部分の断面です。普通藁と聞くとすぐ燃えそうなイメージを持たれるかもしれません。確かに藁は少しの量の場合よく燃えると思います。しかし藁床は凡そ40㎝に積み上げた藁を5㎝まで圧縮して作ります。そうして出来た藁床は燃えにくい(難燃性)という特性が出てきます!ですので一気に燃え広がる事がなく、じわっと燻(くすぶ)る感じになります。
このように畳が焦げた事例で今まで一番酷かったのは、転倒時電源が切れないタイプの電気ストーブが倒れて畳だけが焦げたというか畳を貫通して下まで電気ストーブが落ちている現場に行ったときでした!本当に焦げ臭く、下まで落ちている電気ストーブを見たときはよく火事にならなかったなと思うほど酷い状態でした。それでも燃え広がらなかった畳って本当に燃えにくいんだなぁと思いました。
今回はたまたま藁床で出来た畳の上に落ちたので難を逃れた形ですが、やはり火を使う時などは近くにいないと危ないですね。これから寒くなっていき火を使う機会も増えていくと思いますので、皆さん十分に気を付けましょうね。
ここで1つ注意していただきたい事があります。それは最近藁床の代わりに使用されるインシュレーションボードという木質繊維を固めた物を使った畳床
このような物です
は難燃性には当てはまりませんのでご注意くださいませ。
それでは今週もお疲れさまでした(*^^*)
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